腑に落ちるまで

ただのDDなんで優しくしてください。

アイドル的幸福論

アイドルのことを好きだと認識するようになってからだいたい4年。3次元に生きるアイドルをはじめて「応援」するようになった今年。アイドルにとって、アイドルを応援する身にとって、幸せってなんなんだ?というのを考えるようになった。

オタクなので、7割型推しの幸せは私の幸せであるから、私がアイドルを好きでいる上でどうしていたら幸せでい続けられるのか?を考える際に、アイドル本人がどうしたら幸せなのか?ということは、考えざるを得ないことである。ただ、アイドルの幸せとオタクの幸せは完全にはイコールになれない、その3割になった時の、アイドルとの向き合い方、己との向き合い方、がめちゃくちゃ難しいなぁと感じるようになってしまった。

オタクと推しの幸せが合致しないといえば結婚かもしれないが、個人的にはここはそうでも無い。結婚を機にパフォーマンスや彼のアイドルにおける価値観が逆の方向を向いてしまう方がつらい。端的に言ってしまえば、担当と解釈違いさえ起こすことが無ければ永遠に幸せにいられる、わたしは、たぶん。

そのうすぼーんやりとした「解釈違い」に、すでに、デビューライブで、出会ってしまって、割と、めちゃくちゃ、くるしい……笑

 

2D2D最終日昼公演、めぐろさんの話した「おまけ・付録のような存在」になりたい。という言葉が自分の中にすんっと入ってきた、すっごく心地良い、救われたような感覚。9人が頑張っているから、私も頑張りたくて頑張ってみたし、できないところを見ないふりをすれば永遠に頑張り続けられるような気がしていたんだけれど、世の中そんなに甘くなくてなかなかしんどいところがあった。めぐろさんはいつも、平凡な日常がある上での付加価値としてのアイドルであろうとしてくれて、ブログでも、ライブでも、私たちに向けてくれるのはそう言った言葉だ。「ありがとう」「無理しないで」って。

さくまさんはそうじゃない、アイドルであることに自分の人生を掛けたから、ファンもそうであったら嬉しい。そりゃそう、彼がそれにかけているんだから、同じように時間や思いをかけて応援してくれる人に感謝をするのは当たり前だ。その気持ちから来る「生きててくれてありがとう。」だったのかな、なんで推測している。そういうところが、めちゃくちゃかっこよくて好きだ。だからこそ、なんか、つらくなってしまったんだとおもう。

 

わたしは一生をかける自信が無いから。

 

デビューコンサートを経てこんなことを思ってしまうの、何よりも本人に失礼で苦しいのだけど、改めてそう思ってしまった。間違いなく彼らのパフォーマンスは素晴らしくて、デビューコンサートに相応しいそれで、もはや言葉が追いつかなかった。何よりも彼らの「思い」「意志」を感じた。人生全てをかけて表現してくれるそれらが美しくて、かっこよくて、大好きで、おのれのちっぽけさに、打ちひしがれてしまった。自分はなんてちっちゃいんだろう。彼らを応援するにふさわしい人間では、少なくともないな……と……。

 

わたしがそうなりきれないだけで、アイドルである彼らに一生を捧げる覚悟をしている人はたくさんいるし、そんな人たちみたいになりたいと思うし、そんな人たちのことを心の底から素敵だと思う。ただ、自分の生活をかえりみたとき、どうしても、ネガティブになってしまった。

悔しい。 

これはもう私の性分だから仕方ないと割り切るしかないのだけど、何かいいものを見た時、自分にどうしようもなく絶望してしまうことがあまりに多い。受けたポジティブな感情を自分に跳ね返した時、自分の何もなさだとか足りなさをいつも痛感してしまう。ポジティブなエネルギーを、自分が前向きに生きるためのエネルギーにしたい。

そのためにも、アイドルにとっての幸せとわたしにとっての幸せを、私の中でうまく共存させる必要があるんだろうなぁと感じた。

全肯定オタクというのは案外難しく、感情に素直になる方がずーっと楽。それでも全肯定でありたいのは自担に救われたからで、自担に救わて欲しいと思っているから。自担の救いが何かは考えないけれど。 だから少なくとも「否定しないという意味の全肯定」であろう、と、今は思っている。本当に全て受け止められるようになるまではきっと時間がかかるし、そうなれるのであれば、いつかその時が必ず来るだろうと思う。私の大好きな自担さんは「応援したくなる」ところが1番の魅力だ。ブレない「キャラクター」を持っているところが好きだ。私はまだ自担さんの「キャラクター」までしか愛せない。偶像が好きなアニオタだからね。だから、もし生命全て受けとめてすべてを祝い慈しみ愛することの出来るオタクになれたら、その時に「生きててくれてありがとう」の言葉を返せたらいいな。でも、生きてることが一番のファンサだよ、それだけは揺るがないです。自分の感覚上手く言葉に表せないけれど、今もあなたの全てに対して感謝と愛でいっぱいです、あの時の「ありがとう」へのお返しは、まだ私が沢山あなたの事を知ってからじゃないと出来なさそう、と言うだけ。

 

時間が経ってゆっくり咀嚼できた今やっとある程度ポジティブになれたものの、しばらくの間はそんなこんなで無駄にネガティブになってしまって、さくまさんをすきになるエネルギーも怪しくなったのですが、おばかわいい映像グランプリを見たら、普通にメンタル復活しました。めちゃくちゃかわいかったので…………………………………………。かなしいくらいに、オタク、めっちゃ、ちょろい…………………………………………。

 

ここまでグダグダ書いてしまったけれど、たぶん、死ぬまですきだよ…………………………